2026.07.27

高齢者の歩行が不安定になるのはなぜ?

「高齢者が歩行時にふらついている様子と、それを支える施術者のイメージ」

「最近歩くのが遅くなった」
「ふらつくことが増えた」
「何もない所でつまずくようになった」

このような変化は、多くの高齢者にみられます。

「年齢だから仕方ない」と思われがちですが、歩行が不安定になる原因は筋力低下だけではありません。

身体の使い方やバランス能力、関節の動きなど、さまざまな要因が関係しています。


加齢による筋力低下

加齢とともに筋肉量は少しずつ減少します。

特に歩行に重要なのは、

  • お尻(中殿筋・大殿筋)
  • 太もも(大腿四頭筋)
  • ふくらはぎ
  • 体幹

これらの筋肉です。

筋肉が十分働かなくなると、一歩踏み出した時の安定性が低下し、ふらつきやすくなります。


バランス能力の低下

歩くためには、

  • 視覚
  • 足裏からの感覚
  • 耳の奥にある平衡感覚

これらを脳が瞬時に処理しています。

加齢によりこの機能が少しずつ低下すると、身体の位置を把握しにくくなり、歩行が不安定になります。


関節が動きにくくなる

股関節や足首が硬くなると、

歩幅が狭くなります。

足が十分上がらなくなるため、

段差につまずきやすくなります。


痛みをかばう歩き方

膝や腰、股関節に痛みがあると、人は無意識に痛みを避ける歩き方になります。

その結果、

一部の筋肉ばかりが頑張り続け、

さらに歩きにくくなる悪循環が生まれます。


身体の使い方が変化している

これは見落とされやすい原因です。

例えば、

本来使うべきお尻の筋肉が働かず、

腰や太ももの筋肉ばかり使って歩いている方は少なくありません。

筋肉が弱いというより、

「使えていない」

状態です。

このような場合は、

筋力トレーニングだけでは十分改善しないことがあります。


歩行が不安定になると起こるリスク

転倒は高齢者が介護を必要とする大きな原因の一つです。

骨折すると、

活動量が減少し、

筋力がさらに低下します。

その結果、

歩く機会が減り、

外出や趣味を楽しめなくなることもあります。

だからこそ、

歩行が不安定になった初期の段階で対策することが大切です。


あかつき鍼灸整骨院が考える歩行改善

当院では、

「歩けなくなった原因はどこなのか」

を全身から評価します。

歩きにくい原因は、

足だけとは限りません。

股関節

体幹

足首

姿勢

歩き方

これらを確認し、

身体全体から原因を探します。

硬い筋肉は緩める

負担が集中して硬くなった筋肉は、

身体を守ろうとして緊張していることが多くあります。

まずは必要な部分を緩め、

動きやすい状態を作ります。

弱い筋肉は運動療法

その後、

本来働くべき筋肉を運動療法で再び使えるようにしていきます。

運動療法の目的は、

筋肉を鍛えることではありません。

正しい身体の使い方を脳へ覚えさせることです。

その結果、

歩き方が改善し、

身体への負担が減り、

転倒予防にもつながります。


ご自宅でできるセルフチェック

以下に当てはまるものはありませんか?

  • 片脚立ちが10秒できない
  • 歩幅が狭くなった
  • 段差でつまずく
  • 手すりがないと階段が不安
  • 歩くとすぐ疲れる

一つでも当てはまる場合は、

歩行機能が低下している可能性があります。


FAQ

Q. 歩行が不安定なのは年齢のせいですか?

加齢は一つの要因ですが、それだけではありません。筋肉や関節、バランス能力、身体の使い方など、複数の要因が関係しています。

Q. 筋トレだけで改善しますか?

筋力強化だけでは十分ではありません。本来働くべき筋肉を適切なタイミングで使えるようにする運動療法が重要です。

Q. 転倒予防には何をすれば良いですか?

身体全体を評価し、歩き方の癖や関節の動き、筋肉の働きを改善することが転倒予防につながります。


まとめ

歩行が不安定になる原因は、筋力低下だけではありません。

身体の使い方や関節の動き、バランス能力まで含めて評価することが重要です。

あかつき鍼灸整骨院では、

硬い筋肉は緩め、弱くなった筋肉は運動療法で働けるようにする

という考え方で、一人ひとりに合わせた施術を行っています。

「最近歩きにくくなった」
「転びそうになることが増えた」

そのようなお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。