老化シリーズ⑧
フレイル・サルコペニア・ロコモとは?
似ているようで違う3つの言葉を分かりやすく解説

フレイル・サルコペニア・ロコモは何が違う?
テレビや健康診断で聞くことが増えた「フレイル」「サルコペニア」「ロコモ」。
どれも高齢者の健康に関係する言葉ですが、同じ意味ではありません。
簡単にいうと、
- サルコペニア:筋肉が減ること
- ロコモ:骨や関節、筋肉など運動器の機能が低下し、移動能力が落ちること
- フレイル:身体・心・社会性を含めて全体的に弱っている状態
という違いがあります。
サルコペニアとは
サルコペニアとは、加齢などによって筋肉量や筋力が低下した状態です。
例えば、
- 椅子から立ち上がるのが大変
- 歩く速度が遅くなる
- 階段がつらい
このような変化がみられることがあります。
筋肉が減ることで、転倒や骨折のリスクも高まります。
ロコモとは
ロコモティブシンドローム(ロコモ)は、骨・関節・筋肉・靱帯などの運動器の障害によって、立つ・歩くといった移動能力が低下した状態です。
原因はさまざまで、
- 変形性膝関節症
- 腰部脊柱管狭窄症
- 骨粗しょう症
- サルコペニア
などもロコモにつながることがあります。
つまり、サルコペニアはロコモの原因の一つになり得ます。
フレイルとは
フレイルは「虚弱」と訳されることがありますが、単に身体が弱ることだけではありません。
身体機能の低下に加え、
- 気力が低下する
- 外出が減る
- 人との交流が少なくなる
- 食欲が低下する
など、心や社会とのつながりも含めた状態を指します。
フレイルは健康な状態と要介護状態の中間に位置すると考えられており、この段階で適切な対策を行うことが重要です。
3つはどのようにつながる?
これらは独立したものではなく、互いに影響し合っています。
例えば、
筋肉が減る(サルコペニア)
↓
歩きにくくなる(ロコモ)
↓
外出しなくなる
↓
体力も気力も低下する(フレイル)
という流れになることがあります。
逆に、早い段階で運動や栄養、社会参加を見直せば、この悪循環を断ち切れる可能性があります。
今日からできる予防法
予防の基本は共通しています。
- 定期的に身体を動かす
- たんぱく質をしっかり摂る
- 十分な睡眠をとる
- 趣味や地域活動など、人との交流を続ける
特別なことではなく、毎日の生活を少しずつ見直すことが大切です。
あかつき鍼灸整骨院の考え方
当院では、「筋肉だけ」「関節だけ」を見ることはありません。
歩き方や姿勢、バランス能力、関節の動き、筋肉の働きを総合的に評価し、その方に必要な施術と運動療法をご提案しています。
硬くなった筋肉を緩め、弱くなった筋肉を適切に働かせることで、「歩ける身体」を維持することを目指しています。
FAQ
Q. フレイルは改善できますか?
早い段階で運動や栄養、生活習慣を見直すことで改善が期待できます。
Q. サルコペニアは筋トレだけで改善しますか?
筋力トレーニングは重要ですが、十分なたんぱく質摂取や身体の使い方を見直すことも大切です。
Q. ロコモとフレイルは同じですか?
同じではありません。ロコモは運動器の障害、フレイルは身体・精神・社会性を含めた全身の虚弱状態です。
まとめ
フレイル、サルコペニア、ロコモは、それぞれ意味が異なるものの、密接に関係しています。
これらは加齢とともに起こりやすくなりますが、早めに気づき、運動や栄養、生活習慣を見直すことで進行を緩やかにできる可能性があります。
あかつき鍼灸整骨院では、一人ひとりの身体機能を丁寧に評価し、硬い筋肉は緩め、弱い筋肉は運動療法で働けるようにすることで、健康寿命を延ばすお手伝いをしています。




